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【耳鳴り・めまい・難聴に効く食事】神経を修復するビタミンB12が特にお勧め

【耳鳴り・めまい・難聴に効く食事】神経を修復するビタミンB12が特にお勧め

耳鳴り・めまい・難聴など、耳の不調は天候の変動によって生じることが少なくありません。ビタミンB12は、神経の働きを正常に保ち修復してくれる大切な栄養素。乱れた自律神経のバランスを整えてくれるのです。【解説】佐藤純(愛知医科大学医学部客員教授)

解説者のプロフィール

佐藤純(さとう・じゅん)
愛知医科大学医学部客員教授。1958年、福岡県生まれ。名古屋大学教授を経て、愛知医科大学医学部客員教授。中部大学生命健康科学部教授。2005年より、愛知医科大学病院 痛みセンターにて日本で唯一の「天気痛外来」を開設。著書多数。
▼愛知医科大学
▼専門分野と研究論文

朝食をとることで乱れた自律神経が整う!

雨の日になると耳鳴りがしたり、聞こえが悪くなったり、めまいがしたりするなど、耳の不調は天候の変動によって生じることが少なくありません。

気圧のセンサーである前庭の血流が滞りがちな人は、センサーが敏感になってしまい、気圧の急激な変化によるストレスを受けやすくなります。それによって自律神経のうち、交感神経が優位な状態が続くのです。

自律神経は、全身の諸機能をつかさどっている神経で、ふだんは交感神経と副交感神経がバランスを取り合いながら働いています。交感神経ばかり優位な状態が続くと、体は常に緊張状態になるため、休む暇がありません。

すると、耳の内部の血流がますます悪くなり、筋肉も緊張してかたくなってしまいます。耳鳴りやめまい、難聴といった諸症状につながるのです。

このような不調を改善するには、治療やセルフケアと並行して、自律神経のバランスを整える生活に変える必要があるでしょう。

副交感神経を働かせて、全身を緊張した状態からリラックスした状態に変えるのです。そうすれば、急な悪天候や台風、梅雨前線の接近などによって気圧が大きく変化する際も、体がうまく反応して、耳鳴りやめまいが起こりにくくなります。

気圧の変化に負けないための体づくりでまず重要なのが、日々の食生活です。

1日3食を正しいリズムでバランスよく食べるのが理想ですが、仕事などで、食事をとる時間がどうしても不規則になってしまう人も多いかと思います。

そのようなかたは、朝食だけでもしっかり食べることを心がけましょう。朝に食事をきちんととることで、体内時計が戻り、自律神経のバランスが整うとわかっているからです。食事によって体が温まり、活動モードになるので、1日を元気よくスタートすることもできます。

ビタミンB12は内耳の血流も増やす!

そして、どうせきちんと食事をとるのであれば、耳鳴りやめまいに効く食材を積極的に食べることをお勧めします。

まず欠かせないのが、ビタミンB群でしょう。そのなかでも特にビタミンB12は、神経の働きを正常に保ち、修復してくれる大切な栄養素。神経の代謝を改善する作用があるため、神経系の病気の薬として処方されるほどです。

加えて、全身の平衡感覚をつかさどる内耳の血流を増やし、興奮する神経を鎮静化する働きもあります。これらの作用によって、乱れた自律神経のバランスを整えてくれるのです。気圧の変化に強い体になり、耳鳴りやめまいを抑えてくれるでしょう。

ビタミンB12は、アサリやシジミなどの貝類、魚卵などに多く含まれています。

ビタミンB群は、体の代謝を助けてくれますが、甘い物やアルコールを多くとる人は不足する傾向にあります。足りなくなると、疲れやすくなるともいわれています。

ビタミンB12だけでなく、豚肉や玄米、豆類に含まれるビタミンB1納豆やレバーに含まれるビタミンB2カツオやマグロに含まれるビタミンB6も同時に摂取するといいでしょう。これらはすべて脳や神経を正常に保つ働きがあるので、自律神経を整えるうえで有効です。

貝類を積極的に食べよう!

また、亜鉛やマグネシウム、鉄などのミネラルも重要です。

亜鉛は、カキやウナギ、牛肉に多く含まれます。脳の神経伝達物質の産生を促し、不足すると精神的に不安定となり、うつや自律神経失調症を引き起こすおそれが指摘されています。

マグネシウムは、大豆製品やナッツ類、海藻に多く含まれています。神経の高ぶりを抑える働きがあるため、不足するとイライラしたり、精神的に落ち着きがなくなったりします。

こうした点から、亜鉛やマグネシウムは、自律神経のバランスをくずさないために重要なミネラルといえます。また、亜鉛とマグネシウムは、めまいの改善にも役立つとされており、その点からも勧められるでしょう。

鉄は、ホウレンソウや小松菜などの緑黄色野菜、レバー、貝類に含まれています。鉄が不足すると鉄欠乏性の貧血になったり、疲れやすくなったりするので、耳鳴りやめまいを誘因しかねません。

ぜひ、これらの食材を毎日積極的にとるようにしましょう。

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