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【めまい・耳鳴り】症状を改善に導く食べ物・栄養素 耳鼻科医がすすめるレシピ

【めまい・耳鳴り】症状を改善に導く食べ物・栄養素 耳鼻科医がすすめるレシピ

食事療法は内科の病気だけに有効なわけではありません。耳鳴りや難聴といった耳の症状に対しても食事は大きな影響を与えます。ふだんの食生活を見直すだけでも症状の緩和につながるでしょう。【解説・監修】北西剛(きたにし耳鼻咽喉科院長)

解説者のプロフィール

北西剛(きたにし・つよし)
きたにし耳鼻咽喉科院長。1966年、大阪府生まれ。滋賀医科大学卒業。病院勤務を経たのち、大阪府守口市で「きたにし耳鼻咽喉科」を開業。2014年に医学博士号を取得。日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本気管食道科学会専門医、日本アーユルヴェーダ学会理事長。著書に『難聴・耳鳴り・めまい「治る」には理由がある』(ルネッサンスアイ)、『耳鼻咽喉科医だからわかる意外な病気、治せる病気』(現代書林)などがある。
▼専門分野と研究論文

耳鳴り・ 難聴に効く聴力アップ栄養素&食材はコレだ!

ビタミンB群
ビタミンB群は、相互に補いながら作用するので、個別にとるよりも、複数を同時に摂取したほうがよい。特にビタミンB12は、神経系の病気の薬として処方されることもある栄養素。耳の血流を促進し、興奮する神経を鎮静化する働きがある。

ビタミンB1を多く含む食材
豚肉、魚介類、大豆

ビタミンB12を多く含む食材
アサリ、シジミ、ノリ、青魚

ビタミンB6を多く含む食材
マグロ、カツオ、バナナ、ナッツ類

ビタミンB2を多く含む食材
納豆、レバー、ウナギ

レシチン
レシチンは、耳から知覚した音を脳に伝える神経伝達物質である、アセチルコリンの産生に欠かせない成分。

レシチンを多く含む食材
大豆、大豆食品、卵黄

その他の栄養素
マグネシウム、カルニチン、タウリンには、聴覚器官の内耳の細胞内にあるミトコンドリアを活性化する働きがある。特に加齢性難聴には効果的。

マグネシウムを多く含む食材
ゴマ、煮干し

カルニチンを多く含む食材
牛肉、羊肉

タウリンを多く含む食材
タコ、イカ、カキ、シジミ

油揚げの納豆キムチチーズ焼き

■耳にいい大豆食品のコンビネーション!

エネルギー:170kcal 塩分:0.8g(各1人分)

【材料】(2人分)
油揚げ…2枚
納豆…1パック(50g)
キムチ…20g
チーズ(ピザ用)…20g
万能ネギ…2本

【作り方】
万能ネギを小口切りにし、納豆と付属のタレ半量を、キムチと混ぜる。
油揚げを半分に切って口を開き、①とチーズを詰める。
油をひかず、フライパンを熱して、②を両面焼く。

カツオのユッケ

■濃厚な卵黄がからんでカツオの旨みがアップ!

エネルギー:292kcal 塩分:1.6g(各1人分)

【材料】(2人分)
カツオ(刺し身用)…250g
ニンニク…1/2片
ショウガ…1/2片
ネギ…3cm
卵黄…1個
カイワレ大根・万能ネギ・白ゴマ…各適量
Ⓐゴマ油…小さじ1
 ハチミツ…小さじ1
 すりゴマ…小さじ1
 しょうゆ…大さじ1
 コチュジャン…小さじ1/2

【作り方】
カツオは1cm角に切り、ニンニク、ショウガ、ネギはみじん切りにする。
ボウルに①とⒶを入れて混ぜる。
皿に②を盛り、卵黄をのせ、万能ネギと白ゴマを散らし、カイワレ大根を添える。

鶏レバーの赤ワイン煮

■レバーの臭みがなく食べやすい!おつまみにピッタリ

エネルギー:285kcal 塩分:2.9g(各1人分)

【材料】(2人分)
鶏レバー…300g
ショウガ…1片
万能ネギ…適量
Ⓐ赤ワイン…100ml
 ハチミツ…大さじ2
 しょうゆ…大さじ2
 水…50ml

【作り方】
鶏レバーは血管や脂肪を取り除き、水洗いする。鍋に湯を沸かし、レバーを1分ゆでてざるにあげ、冷水で洗う。ショウガはせん切りにする。
鍋に①とⒶを入れて、アクを取りながら水分がほぼなくなるまで、10〜15分煮る。
器に盛り、小口切りにした万能ネギを散らす。

豚肉と豆腐のゴーヤチャンプルー

■ゴーヤのほどよい苦みがアクセント!

エネルギー:238kcal 塩分:0.7g(各1人分)

【材料】(2人分)
ゴーヤ…1/2本
豚肉(スライス)…80g
木綿豆腐…200g
卵…1個
サラダ油…適量
かつおぶし…適量
Ⓐ昆布茶(パウダー)…小さじ1/2
 鶏ガラスープの素…小さじ1/2
 砂糖…2つまみ
 水…大さじ2
 塩・コショウ…少々

【作り方】
ゴーヤは5mm幅、豚肉は一口大、木綿豆腐は水切りして一口大に切る。
フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を炒め、豆腐を入れてさらに炒める。
ゴーヤを入れて炒め、Ⓐを加える。水分が飛んだら、溶き卵を回しかけてさっと火を通す。
皿に盛り、かつおぶしをかける。

豆苗とエノキの牛肉巻き

■レンチン時短でチャチャッと作れる主役級おかず

エネルギー:441kcal 塩分:0.7g(各1人分)

【材料】(2人分)
牛肉(しゃぶしゃぶ用)…180g
豆苗…1/2束(350g)
エノキ…1/4束(50g)
塩…少々、酒…少々
大根おろし…適量
ポン酢…適量

【作り方】
牛肉に軽く塩を振り、豆苗とエノキを巻く。
耐熱皿に並べ、酒を振りかけラップをふんわりかぶせて、レンジ(500w)で2分半〜3分加熱する。
軽く水気を切った大根おろしと、ポン酢をかける。

アサリと春雨の炒め煮

■春雨がアサリの濃厚な旨みを吸い込み絶品!

エネルギー:179kcal 塩分:2.3g(各1人分)

【材料】(2人分)
アサリ…200g
春雨…70g
ニンニク…1/2片
ショウガ…1/2片
タマネギ…50g
ニンジン…30g
絹さや…6枚
唐辛子…少々
Ⓐ鶏ガラスープ…100ml
 酒…大さじ1
 塩・コショウ…少々

【作り方】
ニンニクとショウガはみじん切り、タマネギ、ニンジン、絹さやは細切りにする。春雨はさっと水にくぐらせ、食べやすい長さにはさみで切る。
フライパンに油(分量外)をひき、唐辛子、ニンニク、ショウガを炒めて香りが出たら、タマネギとニンジン、絹さやを入れ、塩(分量外)を少し振ってさらに炒める。
アサリ、春雨、Ⓐを入れてふたをして、3〜4分蒸し煮にする。
水分がなくなり春雨に火が通ったら、塩、コショウで味を調え、皿に盛る。

アオサ入りすいとん汁

■海の香りを凝縮した一椀

エネルギー:271kcal 塩分:2.1g(各1人分)

【材料】(2人分)
アオサ…3g
薄力粉…60g
片栗粉…20g
水…40〜50ml
塩…小さじ1/4
油揚げ…1枚
ニンジン…50g
大根…80g
レンコン…80g
コンニャク…100g
ネギ…100g
出汁…800ml
しょうゆ…大さじ1
みりん…小さじ2

【作り方】
アオサは水で戻して水分をしぼる。薄力粉、片栗粉、水、塩をボウルに入れて混ぜる。
油揚げは一口大に切る。ニンジン、大根、レンコンは、いちょう切りにする。コンニャクは一口大にちぎって、下ゆでする。ネギは斜め切りにする。
鍋に出汁、②を入れて具材に火が通るまで煮込む。
①をスプーンで一口大の大きさにして鍋に入れ、しょうゆとみりんを加え4〜5分火を通す。

魚介のナポリタンうどん

■太めの麺に半熟卵と魚介のエキスがからむ!

エネルギー:703kcal 塩分:6.5g(各1人分)

【材料】(2人分)
シーフードミックス…100g
冷凍うどん…360g
タマネギ…100g
ピーマン…1個
マッシュルーム…40g
オリーブオイル…少々
塩・コショウ…少々
酒…大さじ1
ケチャップ…大さじ4
温泉卵…2個
粉チーズ…適量

【作り方】
タマネギ、ピーマンは短冊切りにして、マッシュルームは薄くスライスする。冷凍うどんは解凍する。
フライパンにオリーブオイルを熱し、シーフードミックスを強火で炒め、塩、コショウを振り、酒を振りかけて取り出しておく。
②のフライパンにタマネギとピーマン、マッシュルームを順に加えて炒める。
③に②、ケチャップ、うどんを入れて炒めて、塩、コショウで味を調える。
皿に盛り、温泉卵をのせ、粉チーズを振りかける。

黒ゴマ豆乳プリン

■ふるふるの食感!濃厚ヘルシーなデザート

エネルギー:186kcal 塩分:0.1g(各1人分)

【材料】(2人分)
黒ゴマペースト…15g
豆乳…200ml
黒砂糖…20g
ゼラチン…2g
Ⓐ黒ゴマペースト…5g
 ハチミツ…10g
 水…小さじ1

【作り方】
鍋に黒ゴマペーストを入れ、豆乳を少しずつ加えて溶きのばし、黒砂糖を入れて火にかける。
沸騰直前に火を止め、ふやかしたゼラチンを加えて粗熱を取る。
器に流して冷やし固め、混ぜ合わせたⒶをかける。

バナナチョコアイス

■ジップロックⓇで作るお手軽スイーツ

エネルギー:82kcal 塩分:0.0g(各1人分)

【材料】(2人分)
バナナ…1本
ハチミツ…小さじ2
ココアパウダー…大さじ1
豆乳…大さじ2
ナッツ(ロースト)・ウエハース・ミント…各適宜

【作り方】
ジップロックⓇにバナナとハチミツ、ココアパウダー、豆乳を入れてバナナがつぶれるようにもみ込み、冷凍庫で冷やし固める。
固まったら、再度もみ込み、冷凍する
再度もんで、グラスに盛り、ナッツやウエハース、ミントを添える。

■料理・スタイリング/結城寿美江(料理研究家)■栄養計算/金子奈穂美(管理栄養士)

なお、本稿は『耳鳴り・難聴・めまいを治す最強極意』(マキノ出版)から一部を抜粋・加筆して掲載しています。詳細は下記のリンクよりご覧ください。

▼耳鳴りの多くは薬が効きません。▼2018年10月、日本聴覚医学会が国内初の耳鳴り診療についてまとめた指針案のなかで、そう発表しています。▼カウンセリングをていねいにして、患者が耳鳴りとうまくつきあえるよう支援すること、その重要性を強調しているのです。▼本書は、耳鳴りをはじめ、難聴、めまいの特効セルフケアをまとめた一冊。▼医師や治療家直伝!自分で症状を和らげ、改善する方法の決定版です。

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